花をいける時間の中で、
私たちは何を見つめているのだろう。
技術だけでは届かないものがある。
古典を学ぶほどに、
形の奥にある「心」の存在を強く感じるようになった。
いけばな心月は、
そんな想いから生まれた団体です。
古典いけばなには、
長い年月をかけて磨かれてきた美意識があります。
枝の流れ、
余白、
季節へのまなざし。
私たちは、その価値を深く尊重しています。
しかし同時に、
現代を生きる私たち自身の感覚や、
一人ひとり異なる心の動きも、
大切にしたいと考えました。
同じ花を手にしても、
生まれる作品は決して同じにはなりません。
その「違い」を尊重しながら、
古典の精神を今の時代へ繋いでいきたい。
その想いから、
いけばな心月は始まりました。
「心月」という名には、
心で感じる美しさと、
月のように静かに移ろう自然へのまなざし、
その両方の意味を込めています。
私たちは、
「同じ正解」を目指す団体ではありません。
花と向き合う中で、
自分自身の感覚を深め、
美しさを見つけていく。
そんな時間を大切にしています。
経験や年齢に関係なく、
花に少しでも心が動いた方に、
開かれた団体でありたいと思っています。
花は、
言葉にならない感情を映し出します。
だからこそ私たちは、
技術だけではなく、
「どう感じたか」を大切にしたい。
古典の美意識を礎に、
今を生きる感性とともに。
いけばな心月は、
これからも花と向き合い続けます。